ダイシンガス株式会社
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安全なガスの使い方

クリーンなエネルギー

地球温暖化に関するエネルギーの環境負荷

LPガスは石油ガスを液化したもので、正確には液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)といいます。
そしてこの頭文字を取ってLPG=LPガスといいます。家庭で使われているLPガスの主成分は、プロパン(C3H8)がもっとも多くなっています。このためLPガスはプロパンガスとも呼ばれています。気体のプロパンガス1m3を燃やすと99MJ(24,000Kcal)、の熱量を発生します。

これに対して都市ガスは46MJ(11,000Kcal)です。気体のプロパンは都市ガスより約2.2倍の熱量があり、従ってLPガスの方が都市ガスより火力が強い、ということになります。
またLPガスは地球温暖化の原因とされる(二酸化炭素)の排出量が他の化石燃料に比べて少なく、酸性雨に対しても窒素分を全く含まず、硫黄分もほとんど含んでいませんので、SOx(硫黄酸化物)・NOx(窒素酸化物)対策として、有効なエネルギーといえます。2003年10月に閣議決定・国会報告された「エネルギー基本計画」において、LPガスは、天然ガスとともにクリーンなガス体エネルギーであると位置付けられています。

LCAとは、ライフサイクルアセスメントの略で、生産から消費までの全過程で生じる環境負荷を評価する手法です。
このグラフは、各一次エネルギーの生産から燃焼消費までに生じる地球温暖化への影響度を、燃焼熱量(真発熱量)当たりの炭素(C)量で表しています。炭素量が多いほど、地球温暖化への影響も大きくなります。
例えば、LPガスは都市ガスや天然ガスより消費時点での環境負荷は多少大きいですが、生産から消費までトータルで見るとこれらのガスと同等に環境負荷が小さい、ということになります。

災害に強い分散型エネルギー

電気は電線により、都市ガスは地下の導管によりエネルギーを各家庭にそれぞれ供給していますが、LPガスはガスエネルギーを容器により個別の家庭に供給しています。
地震等の災害により、電線やガス導管が破損したときには電気や都市ガスは修理が済むまでの間、その供給が地域で全面的にストップしますが、LPガスは個々のご家庭ごとのエネルギー供給であるため個別対応が可能であり、万一設備が破損しても、簡単に修理が可能です。安全を確認した後にその日からLPガスが使え、炊事やお風呂にも入れる災害に強い安全・便利なエネルギーです。また、避難所における緊急時や仮設住宅へのエネルギー供給もLPガスが担っています。すなわち、LPガスは災害時のエネルギーライフラインとしてとても頼りになる存在です。

LPガスの安全性

LPガスの安全性

ご家庭には、地震や異常使用時にLPガスを止めるマイコンメーターやガス漏れを知らせる警報器が取り付けられています。
また、ガス器具にも、立ち消えや過熱防止、不完全燃焼防止などの安全装置が標準で取り付けられていて、二重三重の安全が守られています。

LPガスの経済性

LPガスの経済性

必要な時に必要な量のお湯や熱をつくるガス器具なら、例えば5年後、10年後に使用量が変化しても無駄はありません。
湯沸器や暖房機はふつう10年以上使うつもりで購入します。10年の間には家族構成や使用時間も変わりますが、電気温水器などのオール電化の設備は、最大使用時を想定して機器を揃えなければなりません。
お子さんが成長しシャワーなどでお湯をたくさんの使うときに合わせて購入すると、将来お子さんが独立したときには無駄な設備となってしまいます。

お料理も、身体にやさしい暖房も、みんなLPガスがお勧めです。

キッチン 炒めものも焼きものも、煮ものも蒸しものも、ガスコンロなら量の多少にかかわらず上手においしく料理ができます。
お風呂 ガス給湯器なら、いつでも必要な時に必要なだけお湯が使えます。
暖 房 ガスファンヒーターは“スイッチ・ポン”ですぐに暖まります。ガス温水式床暖房は身体にやさしいふく射熱の暖房です。

ガスが出ないときは

他のガス器具が使えるかどうかご確認下さい。

1.すべてのガス器具がつかない ガスメーターの液晶表示を確認してください。

ガスメーター復帰方法
2.他のガス器具は使える ガス器具の故障と思われます。当社までご連絡下さい。
TEL.0532-31-0488

LPガス安全チェック

LPガスの正しい使い方 LPガスの正しい使い方 http://www.lpg.or.jp/safety/safety01.html
点検お手入れを忘れずに http://www.lpg.or.jp/safety/safety02.html
我が家の「安全」をチェック http://www.lpg.or.jp/safety/safety03.html
CO(一酸化炭素)中毒にご注意 http://www.lpg.or.jp/safety/safety04.html

お引越しの際には…

お引越しの際には、ガスの開栓(使用開始)・閉栓(使用中止)の手続きが必要となります。
日程が決まりましたらお早めに当社までご連絡下さい。

ガスの開栓
(使用開始)
  • お名前、住所(アパート・マンションの場合は、名称・部屋番号)、連絡先電話番号、ガス開栓希望日時をご連絡下さい。
  • ガス開栓当日は、お客様立会いの下、ガス設備の安全点検を行いますので、30分程お時間がかかります。
  • ガス料金のお支払は、口座振替でお願いしていますので、通帳とお届印をご用意下さい。
ガスの閉栓
(使用中止)
  • お名前、住所(アパート・マンションの場合は、名称・部屋番号)、電話番号、ガス閉栓希望日、お引越し先の住所・電話番号をご連絡下さい。

震災の際の注意点

震災 火災時 容器バルブを閉め、消防署員などに容器の位置を知らせ、後の処理を頼んでください。
地震時 ガス栓・器具栓を閉め(火をすべて消し)、二次災害防止のため、ゆれが大きかったときは、おさまった後で戸外の容器バルブも閉めてください。
洪水時 容器バルブを閉め、容器が倒れたり流されりしないか、しっかりと固定されているかを確かめてください。

※容器バルブの閉め方

災害のとき、容器バルブを閉める事は、二次災害を防ぐ上でも有効です。 万一のときは、素早く対応できるようにしておいてください。容器バルブを閉めるときは時計と同じ右回しです。

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